応神天皇像

 六郷満山と言えば神と仏の神仏習合(神仏混交)である。それをよく示しているのが応神天皇像である。
僧形の男神像で、正に僧とも言える姿である。伏目がちで切れ長の目に、長い耳たぶ、豊かな頬を表す。
広く開けた胸のふくらみの線を表すのは神像というより仏像の表現に近い。神仏習合の代表的なものである。これだけのものは他にない。榧(かや)材を用いた一木造である。

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