行幸会(ぎょうこうえ)

行幸会(ぎょうこうえ)を先導するお面である。

行幸会の通路に立てていた鉾である。

行幸会は、八幡大神の御験(みしるし) であるマコモを束ねた作った「こも枕」を更新する特殊行事である。御験(みしるし)の権威は、ある時期を過ぎると弱まると考えられた。御神礼(おふだ)を1年ごとに新しく取り換えるのと同じ考えである。宇佐宮で新しい御神体が作られると旧ご神体は奈多宮に移される。宇佐宮より奈多宮に送るには100日間心身を浄め、八ケ社を巡行する。この行幸会の供回りの人数は約二千人、馬二百頭、出迎える人八百人、費用は七千五百貫を使い、21日間もかかったという。

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